第43代理事長 山本直広
小さな一歩が、大きな変化を
私たちは、日々の暮らしの中でふと感じます。
「このまちが、もっと元気になったらいいな」
「こんなことができたら、もっと楽しくなるのに」
そんな思いこそが、まちづくりの出発点です。
2026年度、榛南青年会議所は、自ら見つけた機会や課題はもちろん、与えられた機会も前向きに捉え、Chase(追求)、Challenge(挑戦)、そして Change(変化)を起こす一年を目指します。私はこれまで、榛南青年会議所、静岡ブロック協議会、東海地区協議会と、さまざまな立場で活動してきました。そこで実感したのは、一歩踏み出す行動こそが自分を成長させ、地域を動かす力になるということです。仲間とともに挑戦し、ときに失敗から学び、ときに達成感を分かち合う。その積み重ねが自分を大きく変え、仲間と地域に変化と笑顔を生み出してきました。この経験を力に、私は榛南青年会議所の先頭に立って盛り上げます。そして仲間とともに、私たちは新たな流れを生み出していきます。私たちが一歩を踏み出せば、榛南が変わる。榛南が変われば、未来が変わる。その変化となるのは、他の誰でもなく、私たち自身です。
榛南を好きになるきっかけを
榛南には、地元に残って働き、地域を支える人も数多くいます。一方で地元の子どもたちが「将来は県外で暮らしたい」と考えることも自然なことです。多彩な夢や目標があるからこそ、その選択を尊重したいと思います。しかし、人口減少や担い手不足が進む今、地域を支える力が少しずつ失われているのも現実です。だからこそ、子どもたちには「榛南で育ってよかった」と思える経験を届けたい。その思い出があれば、たとえ県外に出ても心はふるさととつながり続け、将来戻ってきたり、別の形で地域を支えたりする可能性につながります。私たちは、そうしたきっかけづくりこそが未来への投資であり、榛南の可能性を広げると信じています。日常の体験や人とのふれあいの中から生まれる「好き」の気持ちを育み、「ここで育ってよかった」という記憶となるよう、取り組みます。
地域に活力を
榛南地域には、豊かな自然や文化、人との温かなつながりなど、たくさんの魅力があります。一方で、その魅力にもっと多くの人が触れられるようにする余地が、まだまだあると感じています。私は、この地域の魅力を、もっと多くの人に知ってもらいたいと願っています。地域に暮らす人々には改めて良さを再発見してもらい、地域外の人にも関心を持ってもらえるようにしたい。だからこそ私たちは、地域を実際に体感できる機会を生み出し、まちと人との距離を縮めていきたい。人とふれあい、まちの空気にふれる。そうした何気ない体験こそが、自分の暮らすまちへの親しみを育む第一歩です。まちの魅力を五感で感じ、「もっと関わってみたい」「誰かに話したい」と思えるような出会いを重ねながら、地域に活力が生まれる未来を目指します。
仲間とともに成長し、組織を未来へつなげる
青年会議所は、仲間と出会い、語り合い、そして行動する中で、自らを磨き成長できる場所です。一人ひとりの挑戦が組織の力となり、やがて地域を動かす原動力となります。私たちは、会員同士が互いに刺激し合い、高め合える関係性を大切にしながら、新たな仲間を迎え入れる努力を続けます。ともに語り、ともに動き、喜びを分かち合える仲間がいるからこそ、人は前へと進むことができます。また、例会や委員会活動は、単なる事業遂行の場ではなく、自己研鑽やリーダーシップを学ぶ貴重な実践の場でもあります。事業に携わることで得られる気づきや学びは、個人の成長だけでなく、組織全体の成長へとつながります。そして何より、私たちが目指す明るい豊かな社会の実現には、多くの仲間の力が必要です。仲間が増えることで、多様な視点が集まり、地域に新しい風を吹き込む力が強くなります。会員拡大は目的ではなく、理想の社会を築くための手段です。一人でも多くの仲間と出会い、志をともにできるよう、拡大運動にも真摯に取り組みます。
結びに
人が育ち、組織が育てば、まちも育つ。
この信念のもと、私たちは学びと挑戦を重ね、地域とともに歩み続けます。青年会議所の活動は、必ずしもすぐに成果が目に見えるものではありません。しかし、積み重ねた行動は必ず地域の未来を変えます。私たちの運動が次世代へと受け継がれ、10年先、20年先の榛南を形づくっていく。そう信じています。「誰かがやってくれる」のを待たず、地域の未来のために追求、挑戦し、変化を起こすことで、私たちは成長し続けます。その一歩一歩の積み重ねが、榛南を小さくても確かな前進へつなげます。そして、笑顔と希望にあふれるまちをつくり出し、明るい豊かな社会の実現に向けて、仲間とともに歩みます。
