2015年度スローガン~未来 へつなぐ夢描こう 榛南の 誇りを胸に!!~

理事長所信

理事長紹介

理事長 松本憲治

理事長所信

はじめに

「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
江戸時代後期に第九代米沢藩主であった上杉鷹山の言葉です。人が何かを為し遂げようという意思を持って行動すれば、何事も達成に向かうものである。たとえ失敗をしたとしても、何も行動を起こさない傍観者となってしまっては良い結果には結びつかない。結果が得られないのは、人が為し遂げる意思を持って行動しないからだという意味です。
榛南青年会議所は1984年6月24日に産声をあげ、多くの先輩の皆様が、榛南を愛し、明るい豊かな榛南を築くという強い意思を持ち、時代の流れの中でその時代に合った青年会議所運動を発信されてきました。だからこそ今があるのです。
本年度は、私たちを取り巻く外部環境と内部環境を理解し真摯に受け止め、明るい豊かな榛南を築くという私たちの夢の実現に向けて、失敗を恐れず強い意思と誇りを持ち榛南青年会議所一丸となって行動する1年としていきます。

活力溢れる榛南の創造のために

現在日本は、「失われた20年」と呼ばれる長期の経済低迷期を経て、政府主導の大胆な金融・財政政策や成長戦略によるデフレ脱却を目指して動き始めていますが、未だ閉塞感は払拭されたとは言えません。また、インターネットやスマートフォンの普及によって便利になった反面、使い方によっては友達と友達、子どもと親との関係さえ変えつつあり、支え合う気持ちなど、人と人とのつながりも薄れていくことが懸念されています。さらに、人口減少は全国的にみて着実に進み、2050年には1億人を切ると言われています。地方から首都圏への人口の移動も予測されており、地方の過疎化が急速に進み、特に地方の活力が失われていくことが予想されています。私たちの住み暮らす榛南も他人事ではありません。このような先行きに不安を抱える時代だからこそ、青年会議所の普遍的な理念である明るい豊かな社会を目指すという運動の意味が、より深く強くなるのではないでしょうか。まず、私たちは改めて青年会議所の一員として何の為に運動を展開しているのか、青年会議所の存在意義とは何かを認識し、次の世代に榛南の未来をつなぐ責任ある世代として自覚を持つことが必要です。そして、瞬間だけではなく未来を見据え、広い視野で、活力溢れる榛南の創造に向けて夢を描き、今、何をすべきか自ら考え行動していかなくてはなりません。この地域を誰よりも愛し、誰よりも未来を考え熱く語り合ってきた私たちです。私たちがJAYCEEとしての自覚と誇りを持って、主体的に行動していくことが
榛南の未来につながります。

榛南 夢の実現

「榛南まちづくり宣言」の中で『今我々は希望に満ち溢れる明日に向かい 確実なあゆみによって愛する榛南の特徴を生かし 明るい豊かな社会を育て創造(ゆめ)あるまちを子孫へ伝える』ことを誓っています。私たちは、御前崎町・相良町・榛原町・吉田町の4町から、御前崎市・牧之原市・吉田町の2市1町と行政区は変わっても、榛南という昔から根付く大きなコミュニティーの明るい豊かな社会を育み続け、31年の歴史を刻んできました。私の父は、榛南青年会議所の設立当初に在籍しており、まさに親の世代から子の世代までこの榛南への想いのリレーは確実に伝えられてきていることを実感します。この歴史を感じるとともに、この想いをつないでこられた先輩の皆様に感謝の思いと、私たちの子の世代に榛南の未来への想いを確実につないでいかなくてはならないという使命と責任を改めて感じます。
現在、人口減少、少子高齢化、大地震や自然環境の変化による災害など生活における不安は限りなくあります。しかし、この現状を受け入れ、魅力が溢れ誰もが住みたいと思うまち、笑顔が溢れ活力あるまち、そして何よりも自らが誇りに思うまち、そんな榛南の明るい豊かな社会を夢描き未来へつないでいきたいと私は思います。
榛南の地に「れん」という言葉が生まれて10年が経とうとしています。この間、多くの人と関わり、私たちの夢を発信してきました。榛南というコミュニティーの未来を考えるにあたって、人と人のつながり、心と心のつながりの存在が基盤にあることを忘れてはいけません。過去を知り、現在に活かす「温故知新」という言葉があるように、これまで私たちが培った経験を基に、榛南というコミュニティーにおいて、人と人のつながりや魅力の発信を振り返り、行政や各種団体と今まで以上の有機的な協働連携の可能性を模索し、地域の特色を活かした発展を考える必要があります。そして、榛南地域に住み暮らすより多くの人々へ私たちのまちづくり運動の理解と参画を促すべく行動しなければなりません。
私たちは行政区を越えた榛南という視野で、まちづくり運動を展開し続けてきました。これからもJAYCEEとして、地域に誇りを持ちリーダーシップを発揮していきましょう。
すべてはこの榛南のために。

子どもたちの夢はプラスの連鎖を導く

子どもは無限の可能性を秘めた地域のたからです。だからこそ子どもたちには、将来への大きな夢を抱き、その夢の実現のため、ひたむきに前に進んで欲しいと思います。そして、私たち大人は、子どもたちの抱く将来への夢に積極的に関わり、応援や支援そして見守っていくことが必要です。その結果、子どもたちは夢に向かっていく過程で、地域と親、そして仲間とのつながりの中で、生かされていることへの気付きを得て、夢をさらに追い続けることができるはずです。子どもが夢を抱き頑張る姿は周囲に感動を与えます。子どもが真剣に夢を追う中で生まれる笑顔には、大人たちの気持ちを動かす力があります。そのようなプラスの連鎖が地域に活力を与えます。子どもたちが、やがて大人になった時に、地域で学んだことや経験したことは必ず心に残り、連鎖的にこの地域に還元されると私は信じます。明るい豊かな社会を実現させていく上で、地域の未来を担う人材を育成することは重要なことです。地域の子どもは地域が育てるという気概を、私たちが持ち、大人の背中で示しながら子どもたちと向き合っていきましょう。

会員の増強に向けて

青年会議所には多くの魅力があり、その一つは単年度制を採っていることです。毎年新たな組織を作り活動することで、会の継続的な活性化を図ると共に、私たちは様々な役職や立場を経験することができ、それぞれの職場や地域などで学んだことを発揮できます。
また、もう一つは40歳で卒業することです。どんなにやり残したことがあっても、青年会議所の活動には期限があり、二度と戻ることはできません。だからこそ尊いと考えます。
この限られた期間の中で、私たちは様々な成長の機会を得ることができます。青年会議所は成長を望む者には限りない学びを与えてくれる場なのです。そして最も大きな魅力は、かけがえのない友情が育まれることです。私たちは青年会議所の活動をする中で様々な人と出会い、共に一つの目的に向かう過程の中で夢を語り合い、議論を交わし、お互いを磨き合うことで、かけがえのない友情を育んでいます。
近年、青年会議所の会員数は、全国的にも減少が顕著に見られ、青年会議所運動によって地域を牽引していくために必要な組織力の低下が懸念されています。会員を拡大することは青年会議所の基本運動です。青年会議所の運動とはより良い社会を築いていくために市民意識の変革を促す働きであり、会員を拡大することによってその運動をより大きく展開することができます。会員一人ひとりが積極的に新たな同志を募っていくには、一人ひとりが青年会議所の魅力を見つめ直す必要があると考えます。青年会議所運動の意義を真剣に学ぶことや、徹底的に楽しむ交流を通してメンバーの絆を深め、榛南青年会議所らしさを追求し、メンバーがひとつになって会員の拡大に取り組みましょう。

結びに

ある会社に、経営理念とともに唱和する「私達の言葉」という3つの言葉があります。

「やればできる」 失敗を恐れず信念を持って行動に移そう。
「幸福は感ずるもの」 幸福は待っていても得られるものではない。
自らが些細なことでもそれを幸福だと感じる心が大切である。
「親孝行をしよう」 一人で生きてきた訳ではなく親の愛や支えがあって今がある。
育ててくれたことに感謝の気持ちで親孝行をする。

私は、この3つの言葉には、青年会議所活動に通じるところがあると思います。この地に生まれ、今もこの地で住み暮らしている。地域の風土や歴史、仲間、様々なつながりの中から多くを学び成長し、今があると感じます。そう考えると親は地域でもあり、私たちは生まれ育った地域に感謝するとともに、今ある課題と向き合い、地域のために何ができるのか考え行動することは自然にできるはずです。また、日常見過ごしがちな、モノやお金には変えられない地域の魅力が存在します。私たちが、この魅力を感じる心を大切にすれば、さらに魅力を輝かせることができます。そして私たちの信念を持った行動こそが、夢の実現に向けて進む原動力となります。
メンバー一丸となり、榛南の誇りを胸に大きな夢を描き、失敗を恐れず積極的に行動していきましょう。

お気軽にお問い合わせ下さい TEL 0548-53-1017 受付時間10時~16時【土日祝日除く】

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